"くっさ~"って言われるかもしれないけど相田みつをのこの詩が好きだ。
2年前、何十年ぶりかに、高校の部活の恩師宅でバーベキューをやるという連絡が後輩から入った。
歴代の卒業生が十数人集まると言う。
自分は、その部の結構創部当初の卒業生で、その恩師が始めて持った部活だった。
自分自身、その競技については、全くの素人だったが、好きだったから入部した。
毎日の練習について行くどころか、お荷物になっていた。
でも、自分が好きで始めたこと。
一生懸命頑張った。
部活から帰って晩飯を食ったら、もうダウン。
そんな日が1年生の時は続いた。
みんなに追いつけるようになったのは、2年生の後半からだった。
3年生、最後の夏、夢の夢だった、関東大会に行った。
自分の努力が、実った。
その言葉をその時に恩師から聞くまでは、全てが自分の力だと思っていた。
「お前が頑張ってあそこまでやってくれたから、俺も自信がついたんだ。」
と恩師からの言葉(その頃若かった恩師はその競技の事を良く知らずに顧問となったという事だった)。
今までの自分の考えが間違っていたことに愕然とした。
自分ひとりで頑張ってきたから成し得た訳ではない。なんて高慢ちきな人間だったんだ・・・
恩師の努力も知らずに・・・
自分が情けなかった。
そんな思いを、ある友達に告げたところ、相田みつをのこの詩を教えてくれた。
「きっと先生はこう思っているんだよ。そういう人がいる、おまえは幸せだよ。」
涙が止まらなかった。
こう思わなくてはいけないのは俺の方だ。
先生が居なければ、今の自分はない。
人間努力すれば何でも出来るんだ!って思っている自分。
これを教えてくれたのは先生だった。
それに気がつかなかった自分が情けなかった。
明日は数十年ぶりのハードロックバンドでのライブ。
貴重な時間を割いて来てくれる皆さまに、「あ~今日のライブに来て良かった!」って帰る時に思ってもらえるようなライブにしたい。
by Nobu
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